2025.11.16(Sun) X3リーグwest week3 at SHOWAグループ陸上競技場
14:10 kick off
クラブアイランズ×大阪府警シールズ
この2チームには、それぞれ独特のアプローチに挑戦している魅力を感じます。
大阪府警シールズは、その名の通り、大阪府警が署内で設営しているチームです。
全員が当然大阪府警の警察官であり、いわゆる公務員となります。
実質は企業に勤める方同様、本業で禄を食む身には違いないはずですが、この仕事が市営の治安を守る「公務」であるため、自らの意思を押し留めねばならない枷も強いられます。
この署内活動であるアメリカンフットボールは、その中で数少ない自我の発露の場、そして普通の市政の方々と並列に興ずることが出来る、貴重な場となっている事でしょう。
それ故に本業に大事がある時期などから活動休止を余儀なくされる時を経つつも、こうして参加し続けているのだろうと察しています。
様々が交錯するXリーグの存在においても、とても重要な存在に思います。
クラブアイランズは、かつては上昇を目論み研鑽する、ごくありふれたクラブチームでした。
ですがメインスポンサーであるアパレル企業ワールドが手を弱めたことで方針を思案し、新たな社会人アメフトチームのあり方を模索、挑戦しています。
ここに所属する選手は有名大学や上位チームの経験者も多数います。が、いわゆるオーバーザヒルギャングとして上昇を図ろうとはしていません。
彼らの挑戦は、アメリカンフットボールというスポーツを楽しむという挑戦をしています。勝利による満足ではなく、競技者として試合を満喫する満足、勝つために犠牲にするのではなく、勝つ以上に今の自分ができる可能性を全部やりきる満足、に挑戦しています。
それは彼ら自身が勝利至上主義で夢失った自らへの鎮魂であり、それでもなお残っていたアメリカンフットボールへの愛に対する献身だと、私はとっています。
これは現在の、"Just win,Baby","勝つことが全てである"という米国からの思想を鵜吞み盲信してきた国内アメフト界に対し、価値ある一石ではないかとも思っています。
勝者、成功者となる手段としてアメリカンフットボールに接するのではなく、勝敗を越えた純然たるスポーツとして競技そのものを楽しむ目的でアメリカンフットボールに接する。
それに挑戦しているように見えます。
互いに立場、思い、取り組みは違えど、アメリカンフットボールにかけがえのない価値を求める両者の戦いを、観戦いたします。
https://youtube.com/live/24kz1B--U3E
