以前勤めていた会社に同期として入社し、私より先に(5年ほど前)退職して畳屋を立ち上げ独立したものがいるのですが、そのものよりネットショップを立ち上げたい、と相談を持ちかけられました。
「え!?いまどき畳屋???」
と思われた方、ある意味、常識的に言って正しいリアクションだと思います。
一般的に昨今の新築物件は、洋風化していますし、フローリングが中心になっていて、畳の需要は減る一方の斜陽業界と思われていますし(あっても一部屋)、床全面畳という家屋自体、見る機会が少なくなっています。
現に旧来からの畳屋さんは、もう時代ではない、という認識にある方のほうが多く、ご子息にも後を継がせず自分の代で廃業される所が多数です。
また実際の仕事は、きつい・きたない・危険の所謂「3K」で、しかも各家によって床の痛み具合などに応じて作成・施工する熟練の技術が必要なため、畳さんが加速的に減っているのが実情です。
しかし、彼の視点は違いました。
実は彼の勤めていた会社(=私の勤めていた会社でもありますが)は、この畳業界に関係した部署を持つ会社で、
・現場宅の採寸から、畳一枚一枚の寸法誤差を計算するソフト。
と
・その計算寸法から、自動的にベルトコンベア式で畳を製造・加工する機械。
を扱っていました。(価格は1千万以上する代物ですが;;)
彼は、そのシステムユニットを新規開拓する担当の営業マンでした。
相手は町の畳屋さんですから、おいそれと売れるようなものではないのですが、彼は在社時、年間1億円強の売上を出すエースでした。
(ちなみに私はその中のPCシステムソフトをサポート・販売する担当でした。他ジャンルのソフトも担当していたので、彼と直接仕事で協働したのはほんの一部でしたが、同期と言う事で気心は知れた関係になりました。少しだけ手前自慢をすると、私も彼と同じだけ販売実績があった時機があります。ですが私は設置した既存客中心のフォロー営業でしたので、お客様との折衝などはさほど困難はありませんでしたが、彼は全くツテのない新規飛び込みに近い状態でこの数字を出していました。本当にものすごい、と思ってます。)
その彼から見ると、畳業界は前途がある、と踏んだのです。
理由は、
・1家屋の畳部屋が0になることは、まずない。
(→全くない家もあるが、ほんの一部。むしろ高齢になったときのため、あるいは年老いた父母のために必ず1部屋は和室にしているのが一般的)
・それに対して、畳屋が斜陽産業という風潮に過剰に反応しすぎて、若い世代(といっても30〜40代)の畳屋が殆ど存在していない。(大半が60〜70代)→必然的に供給不足になる。→畳の需要は確保できる。
と確信したそうです。
会社で自社ショップを企画したのですが、認められなかったため、それならば、と退社し、6年前に独立し、今は2店舗所有しています。
その彼のHP→張替倶楽部
その彼も、昨今の市況の冷え込みは厳しい状況で、販路拡大のため物販が出来る畳を作り、ネット販売しよう、となり相談されたわけです。
まぁ、私は半病人で暇している身の上ですから、じゃ調べてみるか、と色々調査したところ、今からネットショップ業を展開するなら、大手のネツトショップモールに出店したほうがいい事がわかり、メジャーなところで楽天市場を紹介しました。
↑この楽天ですね。
で幸い、姫路で説明会があるというので代理出席して内容を聞き、それを伝えたところ、それいいな、という事になってきました。
ただ、ちょっとした問題が出てきました。
WEBページ作成や管理をやってくれないか、と言い出したんです。
おいおいちょっとまってくれよ、と問い質したのですが、自分には余裕がない、こういうのは得意なものがしてくれたほうが助かる、と譲らないのです。
しかも、楽天主催の契約者向けセミナー(有償)があるのですが、それも代わりに受講してくれ(自費で!!!)等と言い出しました。
オイオイオイオイオイオイオイオイ!!
話が全然違う方向に進んでるぞ!
俺は調べるのを頼まれたからやったわけで、仕事を手伝うとは言ってない!!
と主張しますが、今の彼には「馬の耳に念仏」。
ったく、どうしてくれよう。このヤロウ。
とはいえ、
楽天のセミナー自体は興味をそそる話ではあるのですが。
問題は費用がメッチャ高い!(高性能ノートPCが軽く買える程!)
どうしたもんかなぁ…と悩んでいる昨今です。
(--;

私の近辺でも私の知りうる限り畳職人は2人しかいません。
1人は30代後半、もう一人は50代半ばです。
全国的にも同じ様な傾向じゃないでしょうか。
ニーズをうまく取り込めさえすれば継続できると思いますよ。
私の場合もその思いで、同業者の廃業・倒産を横目に見ながら商売やってますから。
さて、お手伝いのお話。
身体的、精神的に負担にならないのなら手伝ってあげるのもいいんじゃないかと思いますよ。
それが気分転換になればなおいいし。
でもセミナー費用は社長を説得して捻出してもらいましょう、もちろん。(^^)
目から鱗です。
私はもしかして斜陽産業?って商売していますが、
今一度可能性を考えてみる必要ありかと・・
さすが営業のエース。自分のペースに持ち込むのが上手ですね(笑)
楽しく悩んでみてください。
なにせ私は昔、父親に「おまえの性格では企業で競い合いの営業の仕事は出来んわなあ」なんて言われたようなヘタレですので(笑)
「自費で講習を受けてきてくれ」という押しの強さもすごい(だからこその営業成績なんでしょうけど)。
でもPC買えるほどの自腹はないでしょう。
そこはお願いしましょう。
下向きの業界に新規参入というのは、一見暴挙に見えがちですが、結局は需要と供給のバランスで判断する事が基本なんだ、と彼を見て思います。
しかも「0にはならない」という発想には感嘆モノでした。
さて、セミナーの件ですが、彼自身は「いらん」と考えているんです(どうせWEBはお前に全部やってもらうし、という腹積もりですね#)。なんで多分、出さんでしょう。(-_-#
頼まれた側は、たまったものじゃありませんが。
まぁ、もう少し熟考します。
既存者は元々の市場規模で上昇下降の推移を見てしまうのですが、発想を変えれば…というのに気付いて実行した事に、驚嘆と敬意を持って彼を見ています。詳しくはjimmy.様向けのコメで書かせて頂いてますが、想像に終わるか、実際に動くか、という違いは敬服するに値する、と思ってます。
セミナー・WEBはむかつきながらですが(笑)、ちょっと前向き志向で考えてみたいと思いますo(^^)o
ホントならそうなんですが、彼自身は必要ないんちゃうん?と考えているんですヨ。アンニャロ(-_-#。
丸投げ押し付けもいいとこ、です。
ま、そんな性格でもなきゃ、青息吐息の畳屋さん相手に1千万強のシステムを売り、年間1億売ってくる営業なんかにゃ〜なれんですわね。ハッハッハッ。
(--;
ま、悲観的に考えないでメリットも含めて考えてみます。
丸投げ押し付けも優秀(?)な営業マンの条件かな(^_^ゞ
しかし、楽天ショップになるには、そんな有償セミナーがあるんだ!
大きくなるはずですね、楽天。三木谷さんはケタ違いの・・・?
このゴリ押しなし崩しにどれだけ泣かされてきた事か…(T_T)
ま、あの発想力だけでも付き合う価値はあると思っていますが。(妥協の境地)
でも楽天ですが、社員の方は結構酷使されているみたいです。
毎日9時提示出社、退社22時過ぎザラとの事。前勤めていた会社とどっこいどっこい。
なもんで、社員層も20〜30代前半までが中心(というより、多分持たないんでしょう。)
違うのは収入なんでしょうね(滅茶苦茶重要ですが)。
まぁ、その分だけもらえていれば自分も会社に…。
と、言わない言わない。(^^;
ま、楽天は確かに社員にもパワーがありました。いける、という気持ちがある証拠ですね。