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2010年07月23日

7/20の映画ーその3「借りぐらしのアリエッティ」

では20日映画レポート、3本目ー。

「借りぐらしのアリエッティ」
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今や日本アニメ映画界を牽引するスタジオジブリの最新作です。今年の観に行きたい映画ランキングの上位には入ってるんでしょうねぇ^^;。
実はここ最近のジブリ作品は、私自身で言いますと「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」以来、まーーったくと言っていいほど全然見てなかったんです。
それは、あまりにも宮崎駿監督の作品に魅力を感じなくなってしまったから。あくまで個人的にですが。
私にとって、氏の作品は、アニメーターという職人が、その職人としてのこだわりのみでどこまでのモノを生み出すことが出来るか、という挑戦心ともいうものに惹かれてみていました。
それは「未来少年コナン」だったり「ルパン3世カリオストロの城」だったり「風の谷のナウシカ」だったり「天空の城ラピュタ」だったり。
荒唐無稽な大活劇や時代へのアンチテーゼをアニメでどこまで訴えられるか、という信念のようなものに感動し、アニメ(特にセルアニメ)の表現の可能性を追求していく様な気概に溢れていて、それに魅了されてきました。
ですが、「もののけ姫」以降、そういった気概を感じられるものがなくなってしまったように感じてまして。
何となく惰性的なモノや単なるアニメ技法を試す場としての映画、というモノに変質してしまったように思えたんです。
それで、以来全くジブリ作品を見ていませんでした。
ですから、今回もホントは全く関心が無かったんです。ホントに。
ただ、公開近くになって、ふと興味が沸くものが出てきまして。

キッカケは映画館に張ってあったポスターなんですけど、何となく懐かしかったんです。
ここ最近の作品には感じられなかった、懐かしさが。
で、調べてみると、より一層興味が沸く事になりました。
今回の「アリエッティ」は宮崎駿氏が監督していないのです。
今までジブリは宮崎氏と高畑氏の両輪で回転する集団でした。この2人あってのジブリであった、と言っても過言ではないと思います。
ところが今回は、それ以外の、しかも自分たちの中のメンバーの一人を監督に抜擢し作成した、という事がわかってきました。
ジブリの作品ではあるが、宮崎・高畑両氏の作品ではない・・・果たしてソレはどんなものになるのだろうか?
と俄然興味が沸いたわけです。

そこにさらに僥倖(ぎょうこう)が。
何と映画を見る日と決めていた、その倉敷のMOVIXに、その抜擢された米林監督が舞台挨拶に来るというのです。
これは流石に外すわけには行かないな、と決めまして観る事にした、という次第です。

さて、そんな感じで開演を待っていますと、程無くして米林監督と平(ひら)副プロデューサーが舞台挨拶に上がって参りました。
米林宏昌監督と(中央)平(ひら)副プロデューサー(右)
20100720-0001.jpg

お話を聞いたところ、米林監督は純粋にアニメーターだったそうで、監督業やプロデュース業に関しての経験は全く皆無だったのだそうです。
そこへ、白羽の矢がたってしまい散々悩みながらようやく完成に辿り着いたと話されていました。

あえてだと思いますが、専門的な企画・運営経験のある方にでなく、全くの未経験の職人に作らせたというのが、いかにも宮崎氏らしい抜擢だった様に思います。
おそらく自身ができた事だから出来るはずだ、という確信があったのでしょう。
では、この人の持っている特色は果たしてどんなモノを作り出したのだろうか?と注目して鑑賞いたしました。


で。その感じたものを簡潔に言いますと「とても懐かしかった」作品でした。
まず主人公のアリエッティの快活さは、ナウシカを豊富とさせるものを感じましたし、父親と一緒に人間の食卓に「借り」に出かける道中は、未来少年コナンの地下住居を思わせるモノがありました(特に同族種のスピラーというキャラはどこかしらコナンにでていたジムシィを思わせましたw)。
それに主眼点を小人側においたことで、人間は主人公達を超越した亜種=神的存在のような立場にして、もののけ姫のモロのような存在にする事で、むしろ新鮮な視点を感じましたし、その表現に関しても、さすがは本職アニメーターの監督だけに細やかな木々の動きや動物のしぐさ、小人たちが生活してるときの水の表面張力の細やかな描写といったところに職人のこだわりを感じさせました。

ですが、私としては、はっきり言ってそれだけ、の作品でした。
物語としては、思っていたほどの起伏のあるものではなく、ただ小人たちの日常と掟の中、少年との交流と別れが会った物語、というモノでしかない、ありふれた寓話に過ぎなかったのが残念に感じました。
つまり、米林監督が表現したい何か、というものがあったように思えなかったんです。
この点で言うと宮崎監督は全く異なっています。宮崎監督(もちろん高畑監督もですが)は、自分はこういうものを作りたいからやるんだ、という気概と信念が形になって表れていました。
それが作品の中から溢れ出しているのが魅力的だったのです。職人というより一個の人間としての主張がありました。
しかし、残念ながら米林監督の今回の作品には、それが感じられませんでした。
なにか淡々と、率なくキレイに仕上げる、まるで技師のような美しさはありましたが。
これは、脚本までは宮崎氏が作ったことによって、米林氏の主張が骨子の中に織り込めてなかった要素もあると思います。
故に、何か拍子抜けたような感触が残っています。

しかし、これは全くの未経験の事を任された人には、いきなりハードルの高い事ではありましたので、この1本で米林氏の評価を決定するものとはしたくないと思っています。
今後の氏の成長に期待したいと思います。

ただ、はたしてその機会はこれからの日本アニメ業界にあるのだろうか、という危惧が私にはあります。
ジブリが、ではなく、日本の生み出した2次元アニメーションの未来、といってもいいのですが。

その辺の話は、最後の「トイ・ストーリー3」で書かせていただきたいと思います。
posted by りちゃ。 at 10:00| Comment(0) | CI・NE・MA
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