確かに1日に倉敷まで観に行った映画は、昨日までの5本でした。
でも、その観た映画の当たり外れの格差が私にとってはいつになく大きかったもので、
「これがこんなだとわかってたら、コッチ観たかったなぁ〜」
という思いに駆られたんですね。
で今日月曜日は図書館休刊日な上、近隣の大学図書館も軒並み休館している事がわかりまして。
急遽、行ってきたんですよ。隣町の映画館に。(゚-゚*)←
播州赤穂駅の、ホントにすぐ隣にある映画館「プラット赤穂」という映画館です。
立地的には最適な映画館なんですが、あいにく上映本数&旬なラインナップが揃っている事は滅多にない
という感じだったので、今までは利用しなかったのですけど、たまたま1日に観たかったけどチョイスしなかった
映画が上映されていたので、ここにしました☆。
ま、個人的には楽に済んで嬉しいです(^^)。
そんなわけで、映画レポ追加分〜ヽ(´ー`)ノ。
観てきたのは、コチラ☆
「太平洋の奇跡」
竹野内豊氏が久々に主演をはった、第二次世界大戦時の戦記物。
日米間の戦争において最激戦地となったサイパンにて奮戦した、大場栄大尉を題材にした物語です。
と、偉そうにのたまっていますが、
正直な話、私自身全く知りませんでした。このサイパンでの戦闘が、まさか戦争末期まで行われていたという事を;;。
てっきり、「バンザイクリフ」での日本人民間人投身自殺をもって、アメリカに完全制圧されてた、
とばかり思っていました。いや恥ずかしい;;。
しかも、相当な奮戦ぶりだったみたい。なにせアメリカ軍があまりの反抗のしぶとさに、かなりの足止めを食らってた
というのだから、なお一層の驚きです。
劇中でも語られてますが、敵であるアメリカ軍からも脅威とともに敬意を持たれている程だったのは、どうやら本当の
ようです。物資も武器も乏しく、支援もない状態で…すごいよなぁ…。
しかもその上、避難した民間人を一緒に囲いつつ逃亡しながらだというのだから、ますますもってすごい;;。
私自身はアメフト時代に体験した中で、目標がまだ叶う可能性があるときは、人間はどんなに過酷な事でも
それに向けて規律を持ち、立ち向かう事は出来るのですが、その目標が叶う望みが潰えた時、それまでの勇猛さは
あっという間になくなってしまい、またその統制もなくなっていき、みんながバラバラになっていく事を痛感しました。
苦しさや厳しさに耐え、不満も募りつつ従っていたのは、みんなの理想とする目標が存在しているからであって、
それ自体がなくなれば、本当にイッキに瓦解してしまうものなんです。
これは本当にどうしようもない人間の真実の心理、と思っています。今でもそれが必然だと。
ところが、この大場大尉率いる一軍は、明らかな「負け戦」である事を実感しつつも、それでも必死に戦い続けてきた
という事が衝撃的でした。一体どうやったら、その戦意を保ちえる事が出来たのか…。
それは作中でも(多少の美化はされつつですが)語られていますが、つまるところは、この大場大尉に対する、部下たちの
信頼の厚さだったのだろう、と思います。
そして、その信頼に応えようと必死に鼓舞する大場大尉自身の奮闘が、その信頼をより一層濃くしていったのでしょう。
であればこその、終戦までの"奇跡"だったと思います。
しかし、それも終戦となり、いよいよ決断のときを迫られます。
ここで大場大尉が下した判断は・・・
私は、本当に見事だ、と思いました。よくぞその判断を下せたものだ、という事と。
そしてその判断を部下に告げるに当たり、それまで信じてついてきてくれた部下たちに対する最大級の配慮と賞賛、
そして次に向けてのはなむけの言葉。
美化されているモノである事は百も承知で言います。こんな上司だったら納得できる。信じて一緒に行動できる。
そう思え、感動しました。
事実、最後を飾る場面で、大場大尉一隊は軍歌を唱和しながら一糸乱れぬ堂々とした行進で敵の前に姿を現し、本当に
堂々とその時を受け入れていきます。
思わず鳥肌がたちました・・・。
観終えたとき、「あぁ、僕たちはこの人たちの決死の奮闘があったおかけで、今日を迎える事ができたんだなぁ。」
と、素直に感謝と敬意の念を抱けました。この史実を知る機会が得られた事自体に感謝です。
是非、お子様たちにもご覧頂きたい、後世に語り継ぎたい物語ですね・・・。
そんな作品でした。
もう一本(!)はまた明日にレポしますー。
ではではー^^)/。
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コメント、ありがとーございますっ。(o_ _)o/☆ゴチッ
お返事でーす(^^)。
>緑茶様
まー、あの夫婦の夫婦生活をリアル映像化するなんざー、どうやったって無理でしょw;。
映倫に、即刻引っかかりそうですしw。
(ホントの意味で倫理的に(^^;)
ですが、その辺は上手くオブラートに包んで加工してありましたねぇ。
放映できる範囲内のネタでw。
ある意味、西原氏の世界観からすると「きれい過ぎる」作品になってしまっていたのが
ちと残念でしたが、ま、それは仕方ないかな、とも。
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