このお盆は、どうやら今日くらいしか確実な休みがないっぽい。。。
という事で、映画鑑賞してきちゃいました〜ヽ(´ー`)ノ。
普通に家にいたら、暑くて耐えれんかったのでΣ(゜゜;。
でまぁ、観てきたのは3本。
レポ書けるかどうかは、気力次第という事で( ̄  ̄;)。
まずは、コチラの1本。
「少年H」
妹尾河童氏のベストセラー作品っすね。といってもどんな人かサッパリ知らんけど;;。
(ネットで見たところ、舞台美術の大家のようで;;)
ただ、このタイトルだけは知ってました。無職の図書館通い時代に書籍があって、
妙に印象に残っていた事と、比較的最近の作品なのに学校教材にもなってると知ったから。
でも数ページだけ眺めただけだったですけどねw;。
「あ〜大戦体験モノかぁ」というところで、ありふれた内容だろうと決めつけて
読むのをやめちゃった、と。
まぁ、その時は一にも二にも資格挑戦、でしたしね。
そんなわけで、例によって何の先入観もなくチョイスして観ました。
まずビックリしたのは、上映会場が満員御礼だったって事Σ(゜゜;。
今までの映画鑑賞ではめったにない光景;;。
「え。何で?;;」というのと「夏休みだからかなぁ?」という思いが交錯。
にしては、ご年配の方がヤケに多い・・・。
理由は鑑賞し始めたらすぐに納得しました。
舞台が神戸になってる作品だったんすねぇ〜w;。道理でwww;。
でまぁ、感想ですが。
キャッチは妹尾氏自身の大戦体験を書いた「名もなき家族の物語」なんだそうですが。
・・・えらくハイカラなご家族さんだったんすね( ̄  ̄;)。妹尾さんて。
神戸で居留地在住の外人さん相手のテーラーさんで、家の神さんキリスト教。
全然、普通ちゃうwww;。
ま、著名人ではなかったから「名もなき家族」である事には違いないかw;。
ただ、それ故に受けた謂れ無き迫害もあった事は、今でも納得します。
「自分たちと違うモノには、謂われなく排他的」になるのは、
日本の悪しき伝統習慣といっていい自然現象ですから。
キリスト教だから。外国人との交流があるから。というだけで迫害する。
罪ではなく、ただ違ってて疑わしいからというだけで迫害する。
「なんて愚かな・・・」と思う方もいるでしょうが、歴史を紐解くといつでもやってます。
幕末ではペリーが来たら「攘夷だ、敵性文化排除だ」
戦前でも「英語禁止、敵性文化排除」。
今でもありますね。近年では江戸時代からの部落差別とか、
直近では学校内のイジメ、社会でのジェネレーションギャップ。
全部本質は同じ。
そのクセ、対処は「自己防衛に徹せよ」だもんなぁ。。。
「敵」の本質を調べないで目耳塞いで、でも戦う鍛錬しよう、ってんだから。
兵法の基本「敵を知りて己を知れば百戦危うからず」の真逆www;。
「敵を見ず、己も見極めず、ただただ恐れながら準備する」( ̄  ̄;)
そら、アカンわなぁwww;。
と、毎度ながら再実感しちゃう。
映画として印象に残ったのは、振旗監督の作品は、やはり特別な情緒を感じさせてくれて嬉しい。
古くからある日本邦画の、独特のゆとりと美観。
どの辺りが、と言われると表現できませんが、映画全体で感じる美しさなんです。
これは「あなたへ」の時にも感じたモノです。
出来れば映画館で感じておいてほしいモノですねぇ〜(^^)。
多分、映画館でないと全部を実感できないモノですから。
(ま、スポンサーがTV朝日ですからTV放送もされるでしょうけどー)
あと個人的に印象に残ったのは、大空襲に遭った後の焼野原になった神戸の風景。
私はこれを見た時、違う風景を思い出してしまいました。
・・・阪神淡路大震災の直後の、神戸を。
当時たまたま大阪に出かける所用があり、JRの在来線がようやく通るようになってすぐ、
その電車の中から外を眺めつつ、長田駅を通過した時。
・・・ホントにその途端、
町の建物が全くない、駅舎の外が全てガレキになっている、
見渡す限りガレキしかない空間のみとなった「街」だった場所を見た時を。
その衝撃を。
ついこの前まで賑やかそうだった繁華街が、
見るも無残に存在自体無くなってしまう無常を、です。
私の中に、世界は一瞬先は闇、普遍というモノは存在しない、
という事を刻み付けた光景を。
思い出しました。
そう考えると、「今は昔」の物語ではない、と考えていいかも。
まぁ、大層に書きましたが、総じて家族みんなでご覧になるにはイイ作品でした。
家族とは信頼とは、物事を自分で見極めていくことの大切さとは。
という事を、素直に実感できるイイ作品だと思います(^^)。
機会ありましたら、是非是非ご覧になってみて下さいませ☆
ではではー^^)/。