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2013年12月24日

【映画】かぐや姫の物語

さぁて、納期を4か月近くも遅らせて完成した"高畑ジブリ"最新作!
そのデキはいかに!?Σ(゜゜;
てなわけで、この日2本目にみた映画がコチラーヽ(´ー`)ノ。

kaguya.jpg
【かぐや姫の物語】です(`・ω・´)ゞ

久々に大戦モノでない映画だ〜ヽ(´ワ`)ノ。
と書きつつも、いつものジブリアニメだったりwww;
でも今回は、いつもとは違う感覚で観に行きました。
これまた久々の"高畑ジブリ"作品だったからです。

えー、ご存知の方にとっては今更な補足説明ですが、
アニメ映画界屈指のブランドである「スタジオジブリ」は
2人の巨匠で回ってます。
1人は、宮崎駿氏。もう一人は高畑勲氏です。
どちらも日本アニメ映画を草創期からやってきた"生ける伝説"です。

ただ、このお二人のアニメに対するアプローチは、ちょっと異なります。

宮崎氏は、アニメという技法そのものに魅力を感じてやってきた人で、
アニメを作成する事に精力を注いでこられました。
なので、あくまで現場で作成する事を前提としてやってきたわけです。
端的に言うと、アニメ職人さんです。

一方、高畑氏は、アニメという表現手段に魅力をもってやってきた人です。
自分の考え・イメージを表現する手法としてアニメを用いてきた、と。
なので、どちらかというと作るより仕切る人です。

この両雄が手を組んだ作品が、ジブリ作品群でした。
特に宮崎氏が監督として現場に出て、高畑氏がプロデューサーとして仕切った
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」などは今でも代表作でしょう。

ですが、こと監督としての名声は近年は宮崎氏に霞んでいます。何故か?
一つは、高畑氏は作品作りに関してかなりの完璧主義だからと思っています。
例えば、映画の完成度・納得度のために納期延長を全く気にしません;;。
今回の「かぐや姫の物語」も4か月遅れですが、過去には5年遅れ(!)とかザラ。
予算超過も頻繁にやらかします;;。
また、制作に関するスポンサーへの条件も結構無理難題だったりする事もしばしば。
自分が表現したいモノに対して一切妥協しないんです(^^;。

でもって、皮肉なことにその割には興業的には宮崎氏ほどはヒットしないんす;;。
これも表現したいものが違うから。
宮崎氏は"子供に夢を与えるモノ"にこだわり、そのための作品を作っています。
つまり「お客様優先の作品」と言えます。
対して高畑氏は"自分が表現したいものを忠実に表現する"にこだわってます。
原作がある場合は、原作の世界そのものを。
自らが書いたものは、自らの思う世界そのものを忠実に表現することにこだわると。
「作り手優先の作品」というわけです。
ニーズに応えようとする職人と、シーズを生み出そうとするアーティストの違い、
といってもいいかも。
それが興行収益の差になっていると思います。

ですが、不思議と色褪せないのは、むしろ高畑作品の方でしょう。
「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」「ジャリン子チエ」「火垂るの墓」は
全て高畑氏の作品です。これらを上げても誰もが知るアニメ作品ばかりです。
おそらく原作の世界にこだわった結果が、その作品を等身大で提供できるのでしょう。
また、視聴者=客にこびない姿勢で作られているのも大きいと思います。
正直、それがために観る時にエライ考えて観る。
でないと理解すんのが大変なんすよねー( ̄  ̄;)。
ま、ハズレはないから、観るんだけどw;;。

その高畑氏が今回選んだ作品は、なんと「竹取物語」。
日本最古の物語とはΣ(゜゜;。あえてのチョイスか!?
これを高畑氏がどのようにアレンジ・・・しないだろうなぁ(--;。
多分、ありのままそのままを忠実に表現するんだろう、、、とは思いました。
でも、何からの意図があって「竹取物語」を選んだ事は事実。
それが何なのか知りたく、観賞してきました。

観たら、期待通り。
まんま「竹取物語」でしたわ( ̄  ̄;)。
予想を裏切らねぇ;;。

しかしそれを忠実に表現するための演出は流石でした。
まず日本最古の物語である事を主張するかのように、
絵巻物・紙芝居風に全体を構成していました。
「まんが日本昔話」を彷彿させましたね。
もう一つは、作品の主人公である「かぐや姫」自身の主観を
前面に出してストーリーだてた点。これは新鮮でした。
従来は、かぐや姫というと、竹から生まれ、この世のものと思えない
美の体現者として寵愛され、しかし誰にもそくわず、
あげくまさかの月への帰参、という具合に、徹頭徹尾浮世離れの存在、
として別世の存在として描かれてましたから、
等身大の一人の女性として描かれ、その主張には一定の理由があった
という論点は、斬新でした☆

でも、まだこの作品をわかってないかな?私自身。
心の中では「ふぅ〜ん・・・」というボンヤリした感想なんです。
良かったけど格別感じ入ったモノがあった感じがしない、という感じ。
うまく書けませんが。

これに限らず、高畑氏の作品はこういった感想になっちゃうんです。私;。
何年か経って、も一回観て
「ああっ、そうだったのかぁ!;;」となるんすよ、いつも。
ニブイだろなぁ(--;。
しゃあないけど。

でも、お子さんには是非見せておきたい一本。
少なくとも、日本文学を感じるには最適。教育的にも教養的にも☆
冬休みのお出かけに是非是非どぞー^^)/。

※そうそう。これだけは書いておきたい。
クライマックスでもある、月からの使者が登場する場面。
その登場の時に流れる音楽なんですが、すごかった。
快楽的で、耽美で、でも怠惰で無感動で、しかも強圧的な調べ。
それが満ち満ちていく様。
怖気がしたわ><;。
一発で「月の世界」がどんなところか想像できた;;。
「絶対行きたくねぇ;;」って思っちゃったー( ̄▽ ̄;)ハッハッハ。

ではではー^^)/。
posted by りちゃ。 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | CI・NE・MA
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