秋の本番に向けた試金石となる一戦。
【ダイジェスト】
最初の攻撃権を取った佐藤建設は、
RB47番佐藤選手(一橋大)、
RB9番上野選手(龍谷大)といった得意のラン攻撃で広島陣に切り込み、
ここにWR1番松村選手(吉備国際大)へのパスを絡めて得点のチャンスを作るが、
タッチダウンを狙った勝負どころのパスを、広島LB24番奥田選手(神戸学院大)にインターセプト(パス奪取)され、好機を逸する。
この返しの攻撃を、広島は、
WR23番竹内選手(福岡大)へのパス等で一気に岡山陣まで取って返し、
RB33番河野選手のタッチダウンランに結び付ける。
[広島 7-0 佐藤建設]
さらに広島は次の攻撃機会も、
RB29番尾原選手(出雲工業高)、
RB33番河野選手(吉備国際大)のRB陣が走り抜け、
続け様にタッチダウンとして、差を拡げて前半を終える。
[広島 14-0 佐藤建設]
反撃の糸口を見つけたい佐藤建設は、後半開始早々、
キックオフでオンサイドキック(敢えて短く蹴り出し、ボールの所有権確保を狙うギャンブルキック)を敢行するが失敗。
再び広島RB29番尾原選手(出雲工業高)の突進を許し、
止めようと過剰反応した裏を突く、WR1番出雲選手(神奈川大)へのタッチダウンパスを許す。
[広島 21-0 佐藤建設]
展開が好転しない佐藤建設は、原点回帰を図り、ベーシックなIフォーメーション(ラインの真後ろに、QB、RB2人を縦に直列に並べ、ボールをハンドオフ(手渡し)中心で行う、パワーランプレーメインの体型)を取り、
FB47番佐藤選手(一橋大)のランを展開。が、
これも広島の激しいディフエンスに寸断され、膠着状態になる。
このまま試合終了かと思われたが、終盤、
広島にミスがあり、ボールをファンブル。それを佐藤建設DL65番溝川選手(龍谷大)が奪い、得点のチャンスを得ると、
RB9番上野選手(龍谷大)が鮮やかなランを続け、今一度と広島陣に切り込むが、
これもタッチダウンパスを広島SF1番出雲選手(神奈川大)に奪われて終了。
[広島 21-0 佐藤建設]
広島ホークスの勝利、となりました!
終わってみると、昨年順位に沿った結末となった試合でした。
私が観戦活動を始めた当時(2009年〜)は、これと全く逆の力関係だったので、隔世の感も覚えます。
振り返ると両チームの環境も当時と随分変わったのだから、当然かとも思います。
佐藤建設は、かつてセリオスタンディングベアーズという、社会人リーグ1部でも戦っていたチームです。観戦当初もこの名前でしたが、セリオがスポンサーから離れ、しばらくノンスボンサードで自主運営での活動となり、苦心していました。今年、久方ぶりに佐藤建設様がスポンサーとして支援に加わった様です。
広島も昨年までは広島UCSホークスと冠していましたので、同様の事態があったのかもしれません。聞くところによると、こちらは既にその名前の団体とはスポンサー関係で無かったらしく、今年正式に名称から除き、広島ホークスとしたの事です。言い換えれば長く自主運営で凌ぎ、それでもなおかつ、この陣容を整えるまでに至っているのですから、素晴らしい事です。
隆盛期にある広島と、再建期にある佐藤建設とでは、今秋に挑む心持ちは異なると思いますが、ともに中四国のアメリカンを支えてきたチームでもあります。是非とも奮起してほしいと願っています。
ではではー^^)/。
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