今回の振り返りは、おそらく、そのチーム関係者以外には関心のなかった、公式戦ですらない、交流戦と銘打った練習試合です。
しかし、とても素晴らしい"Bowl-Game"でした。
行われたのは、秋本番シーズンの最終節。
しかも実質、その全ての日程が終わった、撤収前の鶴見緑地球戯場を、間借りする様な形で行われました。
対戦相手は、三重ファイアーバードと大阪府警シールズ。
Div3に属する、世間的には特に取り立てて観るカードでもありませんでした。
しかし、この試合は、とても感慨深い成り立ちで出来た試合でした。
この2018年シーズン、大阪府警シールズは秋シーズンに参加出来ませんでした。
人員・資金などのチーム事情ではありません。
この年にいわゆる、"富田林署の不手際"があった為、でした。
自制自粛は組織として必須という状況になり、春に面白い取り組みをして、期待を持てる陣容ではありましたが、無念のシーズン全休となったのです。
本来ならここで、この年のシールズは終わりです。
そこに。
三重ファイアーバードが、練習試合を申し込んだのです。
三重ファイアーバードとしては、既にシーズン日程は終了していたわけですが、地域柄、対戦相手には苦慮しているはずです。出来るだけ多く、本番環境での試合は、こなしたい。その事情と大阪府警の事情が重なってか、この対戦が実現した様です。
大阪府警シールズとしては、願ってもない話だった事でしょう。
こうして、大阪府警シールズにとって"幻"となるはずだった2018シーズンの試合が、鶴見緑地球戯場で行われた、その試合になります。
当初は、公式戦さながらの展開でしたが、時を経るに連れ、それは次第に変わり、勝ち負けを競うものから、試合を出来る喜びを噛みしめ、互いに無邪気無心にアメリカンを満喫するものになっていきました。
その光景は、観ている私にとっても楽しく、心休まる思いに満たされる光景でした。
とても素晴らしい"Bowl-Game"だったと思います。
今期2020シーズンは、コロナ騒動から、X1Super以外、昇降格のないシーズンとなります。
試合が出来る歓び楽しみはあれど、その雌雄を決する場がない事は、競技者としては無念もあるだろう、と思います。
ただ翻ってみれば、これは勝敗を拘らずに、様々な思案・施策を本番の試合で実践・検証できる、またとない機会でもあるわけです。
普段の試合なら試せない、経験の浅い大器、バックアップである選手の活用、想像しているが試合でやった事のないプレーを、秋本番で行える貴重な機会となるわけです。
いつもと違う、いつもだと出来ない事が出来るシーズン。
まるで、この試合の様に、天衣無縫で楽しい試合が行われるシーズンであってほしい、と思います。
ゲーム撮影時レポート↓
http://do-rakuya.jp/article/184951544.html
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2020年08月05日
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