先のお盆休日に、今は亡き後輩、森川選手の墓参りに行って参りました。
墓前にて手を合わせ、かつてを述懐する時でしたが、その帰りに当時と今を比べてみると、アメリカンの環境も様変わりしていると感じてきました。
私がX3やX2を観戦するようになって10年が経っていますが、その間にもチームの勃興と消滅がいくつか起こっています。
その無くなったチームの記録はなかったか、と、ふと、思い立ちました。
いくつかのチームが撮り納めていましたので、お盆は過ぎましたが、その軌跡を振り返ってみたい、と思います。
まず最初に挙げるのは、"Club SALTS"(クラブ ソルツ)というチームです。
このチーム名を聞いても、ピンとくる方はあまりいないと思います。
しかし、このチームの元々の名前が、"NACL(ナックル)グループ チームNACL"と聞けば、1980年代からを知るアメリカンの方なら「ああ!」と驚かれるのではないでしょうか。
チームNACL。このチームは、かつて関西社会人クラブチームの西の雄として君臨していたチームです。
関西学院大学OBを中心に結成されたNACLは、その恵まれた人材を駆使し、1980年代、東の雄アサヒビールシルバースターズと、クラブチームの覇権を常に争う強豪でした。今でも通じる著名な方では、TV解説や審判で活躍される濱田篤則氏や、1980年代後半のスターQB埜下選手、2000年代初めには京大出身のQB稲葉選手などが在籍していました。
その後、長くX2で奮闘し、存在感を見せていましたが、前年の2010年にスポンサーであったNACLグループが離れ、それを機にチーム名をClub SALTSとして活動していました。
2011シーズン、その年のDiv3ブロック優勝を決める一戦に挑んだ、セリオスタンディングベアーズ戦を撮り納めていました。確か、この時点まで全勝だったと記憶しています。
オプションを軸にしたオーソドックスな、しかし、いかにもアメリカンらしい、正統派スタイルのフットボールを展開しているのが印象にあります。
そして、おそらくですが、これが最後の試合であったと思います。
時代の流れであったのだろう、と言葉にしてしまえば一言になりますが、往時を知っている者としては、一抹の寂しさと失ってしまった虚しさを覚えずにはいられませんでした。
この数年後、今度は我が母校、姫路獨協大学のアメリカンが休部という名で同様に消滅し、我が身の事として実感する事になりますが、今思うと、一つの節目の時期、だったのかもしれません。
多くの方には取るに足らない一事ですが、存在していた事を伝えておきたく、ここに投稿致します。
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2020年08月18日
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