この春、高校アメフトの中継配信に協力しました、Youtuber"月曜からアメフト"ぱーにぃさんの事を、少し書かせて頂きます。
端的に言って、『至福』です。(*´ω`*)
長くなりますが、ご了承下さい。
"月曜からアメフト"ぱーにぃさん、と知り合ったのは、昨年2020年秋の事でした。
確か、この年の初めにYoutuberデビューをされていたと思います。先行されている"アイシールド11"さん同様、アメフトを盛り上げる企画系の方だと認識していました。
その彼が、秋シーズン始まったあたりに、SNS経由で私宛にDMをされてきました。
"自分もアメフトの試合をYoutubeライブ配信したい。不躾ですが、やり方を教えてもらえないでしょうか?"
経緯を聞くと、彼もアメリカンフットボール経験者で、高校アメフト→関西学院大ファイターズ→X2ブルーサンダースまで競技者としてやっていたとの事。その当時に、頑張っても周辺にそれが伝わらない辛さを実感し、何とかそれを変えたい想いからYoutuberとして活動を始めた、と聞きました。
そして、その一環としてどうしてもライブ配信は必要だ、と感じ、思い切って私に談判した、との事でした。
普通に考えて、大胆というより無謀に近い行動にも見えます。客観的にはある意味、"商売敵、敵対存在と言えるべき先駆者に、その手法を教えてくれ"となる訳ですから、滅法といってもいい行動にも見えます。
しかし、私は大変嬉しく思いました。こういった行動に出るヒトを待っていた、のが本音でした。
言うまでもなく、私は長年Youtubeを用いたゲームレポートを応援手法として実施していますが、その際に常に頭打ちを感じるのが、費用と人員の無さでした。
費用は勿論、機材費・交通費という類で、これらは無いなりに出来る方法でやってきています。
しかし、人員はどうにもなりません。
色々多能的に作業を併行できても、所詮1人で撮れる試合は、その時の1試合。
同じ時間に複数の試合があったら、そのうちの1試合しか出来ないのです。
撮らなかった試合も、多くの人達の想いが募っているのに、それを撮り残す事すら叶わないジレンマが、常にありました。
正直、同類の活動をする方を、熱望していました。
それ故に、既に商業的に展開しているrtvさんや、関東学生アメリカンフットボール連盟などの主要層への進出は、徒な葛藤と過剰に重複する情報を生み出すだけだ、と考え、「そこでは活動しない」と公言してきたつもりです。
しかし、そうまでしても公開されるべきものが圧倒的に足りません。何とか同様の徒を増やしたかったのが本心でした。
それ故、これまでにも関心を示す方には体験させたり、あるいは、ぱーにぃさん同様に申し出てきた佐賀大学OBの有志の方や、私の配信をみて試験開始した北陸学生連盟さん、九州学生連盟さんにも、手法をご紹介もしました。
が、残念ながら、それなりに活動へと繋げている様ですが、積極的にとまでは至っていません。
思うに、完璧にしておきたい、との念が強くなり、本格活動に踏み出せないのだろう、と察しています。
この事は、我が身含めた"人のサガ"だとわかりつつも、哀しく思う事でもあります。
責められない様に十全にありたい、は理想ですが、その実施しなかった間の選手たちの活躍が、日の目をみないままに終わってしまう事を意味するからです。
正直に言うと、私もどうせならこれを金銭に代えるスタイルとして確立してからやりたかったです。
しかし、それを試行錯誤するうちに、頑張っているチームの面々たちの"今"が失われてしまうのはダメだ、と、不完全を承知で実行しています。
そんな醜悪で粗末なものでも、残す事が出来ている事が、私の誇りです。
ぱーにぃさんも、そんな風に、それまでの多くの方達と同様であろう、と当初は思っていました。
ですが、直接はっきりと、自分から談判を申し出たのは彼が初めてで(それに近いのは佐賀大学OBの方かな?)、伝手も繋がりもないのは承知で申し出てきた勇気に感じ入りました。
"もしかすると、彼は出来るのでは?"
そう感じつつ、しかし過剰に望む事はすまい、と自らを宥めつつ、SNSツールでのTV通話にて、彼に実際の機器を示しつつ、その手順、要点、注意点、懸念点を説明しました。
スカウティング(試合検証用の撮影)は経験しているとわかりましたが、それ以上にネットに関する知識、PC・スマホに関する知識が必要なので、相当面食らっていた様に思います。
それは、これまでの多くの方たちも示した反応で、大抵はそこで身を引いてしまうのが常でした。それ故にその反応を見た時は"ああ。やはりか…"と嘆息しつつ、焦らず準備してみて下さい、と言葉をかけて終えた、と記憶しています。
叶うとしても、まだ先の話になるだろうな、と淡く思っていたものです。
ところが。
その1週間後に、彼は単身関東に赴き、古巣であるX2ブルーサンダースの秋公式戦ライブ配信を、見事に成功させたのです。
https://youtu.be/22q6KIski-o
その配信する旨の通知を受けた時は、本当に驚きました。
そして、慌てる様を感じさせつつ、しかし必死になりながら、この試合を配信しきった事に、大いに感動しました。
"彼はやるんだ。やれるんだ。"
そう思ったとき、私は、
"彼を絶対1本立ちさせる。何としてもモノになる様にする。"
と、決めました。
希薄な情報しかない中、しかし試合を撮り伝えなければならないと行動に踏み切った彼の勇気と、そして足掻きながらやり切った志の強さに、得難いものをみたからです。
どうあっても失いたくない、希望でした。
そして彼が再び関西に戻ってきたとき、私は実際に私の配信する姿を見た方がいい、と私が配信するその場に立ち会わせました。
その後、まず初めに必要なものとして、以前使っていた機器を一式、差し出しました。なるだけ初期投資を抑えさせる事と、実施可能な機材を体験する事で、その後の機器選択の目安となる様にしたかった為です。
その際に、行っている作業、手順、起こりうるトラブルの例、その対処例なども説明しました。
更に、当時NFA協会がX2X3試合のライブ配信を企画している際、私の配信に立ち会わせ、また彼の配信に立ち会い、極力同席させる事で実際のトラブル発生や、その対処の状況を体験させてあげたかったからです。
いずれも私が活動する長年の間に、葛藤しつつ身に着けたものですが、それを付き添える内に、出来るだけ見せておきたい、それが一番の助けとなるはずだ、と思っての事でした。また、その状況に至った際に、助かり方を実践してみて、今後の糧としてほしい、という思いからでもありました。
ぱーにぃさんにとっては、さぞ鬱陶しかった事でしょう(^^;;。
しかし嬉しい事に、彼はそれを着実に吸収し、最終戦では何の補助もなく、立て続けに試合を配信する程になりました。
その姿は、本当に頼もしいものでした(*´ω`*)。
その学んだものを活かしつつ、彼なりに配信したい理想を実現する為に、彼は私と違って、単独での配信でなく、別の撮影者と協力して配信する手法を選択します。
この方が確実に、かつ、より多岐に渡る工夫を加えられるので、私も大いに賛同しています。
また、同じやり方、同じものでは、見る方々にとっては選べないつまらないモノになります。
それぞれに違っているべきで、その点でも大変いい事だと思っています(^^)。
ただ、この方法は、帯同し協力してくれる撮影者が必要になるので、その様な協力者が現れるだろうか(´・ω・`)、、、という事だけが懸念でした。
その懸念も間もなく、解消しそうです。
自分の選手時代の知人で、彼の活動に賛同して、これから撮影者となってくれる方が現れたとの事です(*´ω`*)。
今春、関西高校アメフトの兵庫県予選は、その彼が全てカメラを手に取って撮影されていました。
ぱーにぃさんは、いよいよ本格的に1本立ち、となる時を迎えます。
その光景には、一抹の寂しさを覚えつつも、
「至福」
の想いで満たされています。
伝授したものとして、冥利に尽きます。
その知人が仕事の都合上、参画出来ない事もあって、その後の関西大会本大会は、私とぱーにぃさんとの共同による配信となりました。
今から巣立とうとする者に未練がましい事だなぁ、と恥ずかしく思いつつ、その束の間に頂けた戯れの時だな、と感慨深く思いながら、この本大会の配信を完遂させて頂きました。
https://youtu.be/UV404b1pSkw
おこがましい事を承知で書くと、
彼はアメリカンフットボールのライブ配信に関する、"愛弟子"だ
と、勝手に思っています。
(彼がそう思っているかは知りませんがw;;)
私の伝えたものが今後も役立つのかどうかは定かではありませんが、この体験を是非活かしていって更に羽ばたいていってほしい、と願っています(*´ω`*)。
また彼が必要な時には、これからも協力したり、共同企画や配信などもさせて頂きたいな、と思っています。
ぱーにぃさん、ありがとう( ^^) ゞ。
君なら出来ると思う。大いに堂々とやっていって下さい。
そして、もし良ければ、これからも一緒に協力していきましょう。
頑張っていってらっしゃいヾ(。´∀`)ノ
ではでは。^^)/
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2021年06月29日
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