その余勢漂う中、もう一つの日本一決定戦"オーシャンボウル"への道程は、いよいよその代表を決する場面となった。
その座の一つを争うは、
西日本代表、京都サウスベアーズと、
中日本代表、金沢ワイセンベルグ、となった。
この両チーム、ともにこの一戦に感慨深い想いを持っている事を感じられる。
京都サウスベアーズは、長い歴史を持ち、現在では京都唯一の社会人参加チーム。
高校、大学での競技経験者が募りやすい京都の地の利あってか、1990年代は西の雄として君臨し、第4回(1997年)、第6回(1999年)はオーシャンボウル制覇し日本一になっている。
しかし近年はその京都府内高校部活の減少、大学生はX挑戦かリタイアの2極化などの影響から人員確保に苦心し、その争いの場から離れて久しい状況になっていた。
しかし今季見事に再構築し、久方ぶりの代表決定戦の場を得た。
再び西日本の雄とならんとこの一戦に挑む。
が、その挑む姿勢に置いて、今回全く異質の想いをもっているのが、対する金沢ワイセンベルグである。
普及厳しい北陸金沢の地にてこちらも長く活動するチームだが、在籍する中日本地区には強豪の長野ブルーパース(2015年度オーシャンボウル制覇チーム)があり苦渋苦心を強いられた中、ついに2019年オーシャンボウル進出を果たし、それ以来のオーシャンボウルへのチャンスを今回得る。
・・・実は厳密には2021シーズンにもその機会は得ていた。しかし辞退した。せざるを得なかった。
コロナウィルス蔓延防止重点措置による自粛を地域から要請された為だ。止む無しとは言え、断腸の想いであったと想像する。
そして今回ようやくその機会を手に入れた中・・・正月に"能登半島地震"に被災した。
幸い金沢がある加賀地方は被災あれど平常の活動を営めているが、、、同朋の能登地方は未だ災禍を受けたままの苦境にある。
その中での参戦。相当に期する想いであるに違いない。
それは2年前の悔しさあってのものでもあるし、今苦しみにある同胞へのせめてもの励みとなる勝利をもたらさんという想いでもあるだろう。
様々な逆風の中で挑んでくる意気込み、侮れない。
この両雄がMKタクシーフィールドEXPOで雌雄を決する。
果たしてその結末はいかになるか。観戦いたします。
https://youtube.com/live/Dcqp_--jiq4
〜クォーターダイジェスト〜
【1Q】
https://youtu.be/5dKR0DYp4A8
【2Q】
https://youtu.be/FDiQpbtdpzs
【3Q】
https://youtu.be/bth9MTbc16o
【4Q】
https://youtu.be/ODn10GMTsKU
【アーカイブ版】
https://youtu.be/UEkaVhx4eSw
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