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2010年07月24日

7/20の映画ーその4「トイ・ストーリー3」 アニメーション考。

さてさて20日の映画レポもコレが最後。

「トイストーリー3」
wp_toystory3.jpg

これも、あのピクサーを世に知らしめた大ヒットシリーズの第3弾。
(ピクサーの創始者が、あのAppleのスティーブ・ジョブスというのも有名ですね(^^))
実はこれだけ有名になったこの作品。私見るのは今回が初めてなんですwww;。
1も2も全く観たことがない。TV放送されてた時も。
せいぜいワイドショーの番宣でチラ見した程度なんですねー。
そんななのに、いきなしシリーズの最終版を観ようってんだから、図々しいもんですw。
しかし、そこはアメリカ産子供向けの映画。ちゃんと始めての人にもわかるようなストーリーになってましたww。
なので素直に楽しめましたよ。まぁ、ストーリーそのものは、ごくありがちな冒険アクションもの、という感じでしたが、奇をてらわず正攻法の王道ストーリーでしたので、却って素直に楽しめました。

じゃ、なんでこれを選んだのか?
実はこの映画だけ、最近流行の3D映画だったからです。
つまりはまぁ・・・3D映画ってのがどんなものか体験したかっただけ、と(爆)。
まぁ、その分他より割高だったんですが、それでも普段よりは安かったです(^^)。
で。その3D映画を観た感想ですが。
正直なところ「え。こんな程度なの(?_?)」と言う程、普通でした。違和感全くなし。
ぶっちゃけて言うと、最初のディズニーのクレジットの方がよっぽど3D感溢れてましたw;。
しかし何でなかぁ?と観た後で考えましたね。確かに立体感や奥行きはよく出てましたし、とても臨場感はあったんですが、よくある新しい視点のモノに遭遇したときのような違和感、というモノがホントに全くなかったんです。
でまぁ、自分なりに出した結論としては、トイ・ストーリーという作品自体がもともとからして3Dポリゴンのキャラクターで作られた作品なので、それを3Dにしても大して違和感がなかったんだろう…と思いかけたんですが、、、
よく考えたら、これ以外にも3Dポリゴンで動いているアニメやゲームとかも至る所で目にする機会はあったんですけど、それらのほうがよっぽどトイ・ストーリーよりも違和感ありまくりで未だに馴染めないのに、何でこの作品にはそれが感じられないんだぁ?と余計に???となってしまう事に;;。
それを自分なりに推敲するとー…なんかとんでもない考えに行き着きましたΣ(゜゜;。
つまり、これって日本と西洋との絵画に対する歴史と文化の違いがもたらしているんではないか、と。

その事を感じたとき、もしその通りだとしたら、私はむしろ、この事がもたらす事態に驚愕しました。
もしかしたら3D映像の普及は、いま日本が世界に誇っている「ジャパニメーション」の終焉を与えるのかもしれないな、という驚愕です。

去年の暮れに日本でも「ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜」という立体キャラクターのアニメが公開されて観に行ったのですが、正直なところ、なんとも言えない違和感、キツイ表現で言えば気味の悪さを感じました。絵でありながら妙に写実的なキャラクターが何事もないかのように動くさまは、直感的にそう感じました。
ところが、この「トイ・ストーリー」ではその違和感・気味の悪さが全く感じられない。もっと言うと、その前に3D映像に慣れるために前座として流されていた「デイ&ナイト」というショートアニメもです。これに至っては通常の平面表現のほうが多かったというのにも関わらず、です。
その事を少し考えてみると、すぐにある事に思い至りました。
それは、日本絵画の歴史・伝統は、絵物語としての文化は世界最古を誇る深さを持っていますが、写実的・立体的表現という部分ではむしろ世界より劣っている、という史実です。
世界最古の漫画「鳥獣戯画」を生み出した伝統ある日本の絵物語の文化なのですが、実は立体的表現・遠近感のある絵画表現という分野では、圧倒的に歴史は浅いんです。
これは日本の絵画の歴史的にも実は遅れている部分でして、光の陰影による立体的表現(シェーディングと言います)や幾何学的縮尺方を用いた遠近図法といった発想・手法が存在しなかったためです。
現に日本画と呼ばれる作品は、どの時代のものを取ってみても、陰影や遠近法を用いていません。というより、絵画でそのような発想を用いる事が想像できなかったようです。
(もし身近に絵画の造詣に詳しい方がいらっしゃいましたら、日本絵画の技法で真上から鏡餅を書いて欲しいとお題を出してみてください。おそらく苦笑しながら大小の二重丸◎を書くだけで終わってしまうと思います。)
それが最初に発見されたのは、なんと江戸時代になってからなんです。
発見したのは、かの有名な平賀源内。
(エレキテル、土用の丑の日はウナギのキャッチコピーを考えた日本初のコピーライターとして有名ですね)
これをオランダからの輸入絵画から平賀源内が発見し、それを秋田藩で銀山開発の際に客人として招かれた(ホントに多才な人です…)際に、当時の藩主:佐竹義敦(画号:曙山)とその家臣1名にその技法を伝授し生まれたのが、日本絵画史上唯一の洋画「秋田蘭画」です。さらにこの家臣と言うのが小田野直武という方なのですが、この方こそ、かの有名な日本初の蘭医学書「解体新書」の挿絵を描かれた方なのです。
言い換えれば、この方がいなければ、あれほど立体的な解体図が描かれた書物にならなかった、というわけで、そうだったら果たして解体新書は「開国」までの貴重な海外への扉としての役目を果たし終えただろうか・・・というほどの重要な部分だったわけです。
さらに言うなら、この「秋田蘭画」。この2人を開祖としてその2人の絶命をもって無くなってしまいます。
ともに30代で亡くなるという短命に終わってしまった事と、あまりに(当時の日本絵画において)斬新な画法だったので後継者がなかった事が理由ですが、そのため「秋田蘭画」が存在したのは、わずかに10数年間だけという短さでした。その期間に解体新書が巡りあえた事は、今思えば奇跡とも宿命とも言える運命的なものだったのかもしれません・・・。

閑話休題。

長くなりましたが、日本画の世界で立体感・遠近感を取り入れたのは、それだけ最近になってやっと、という事なんです。しかも一時は消滅してましたしあせあせ(飛び散る汗)
私はこの歴史的背景・文化的土壌から考えて、映像の3D化は今の日本アニメ界の隆盛の終焉の始まりでは、と想像せざるを得ませんでした。その事を体感できたという点でも、観ておいて良かったな、と思っています。
とにかく今回の「トイ・ストーリー3」はおそらくこれを持って終了となり、3D映像への橋渡しとしての役割を果たしたと思います。
まぁ、そこまで難しく考えなくても、楽しめる作品でしたけどね(。^ω^。)


という感想を持った4本でした。
数日にまたがっての映画レポ、ご覧頂きましてありがとでしたー^^)/。
posted by りちゃ。 at 17:45| Comment(0) | CI・NE・MA

2010年07月23日

7/20の映画ーその3「借りぐらしのアリエッティ」

では20日映画レポート、3本目ー。

「借りぐらしのアリエッティ」
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今や日本アニメ映画界を牽引するスタジオジブリの最新作です。今年の観に行きたい映画ランキングの上位には入ってるんでしょうねぇ^^;。
実はここ最近のジブリ作品は、私自身で言いますと「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」以来、まーーったくと言っていいほど全然見てなかったんです。
それは、あまりにも宮崎駿監督の作品に魅力を感じなくなってしまったから。あくまで個人的にですが。
私にとって、氏の作品は、アニメーターという職人が、その職人としてのこだわりのみでどこまでのモノを生み出すことが出来るか、という挑戦心ともいうものに惹かれてみていました。
それは「未来少年コナン」だったり「ルパン3世カリオストロの城」だったり「風の谷のナウシカ」だったり「天空の城ラピュタ」だったり。
荒唐無稽な大活劇や時代へのアンチテーゼをアニメでどこまで訴えられるか、という信念のようなものに感動し、アニメ(特にセルアニメ)の表現の可能性を追求していく様な気概に溢れていて、それに魅了されてきました。
ですが、「もののけ姫」以降、そういった気概を感じられるものがなくなってしまったように感じてまして。
何となく惰性的なモノや単なるアニメ技法を試す場としての映画、というモノに変質してしまったように思えたんです。
それで、以来全くジブリ作品を見ていませんでした。
ですから、今回もホントは全く関心が無かったんです。ホントに。
ただ、公開近くになって、ふと興味が沸くものが出てきまして。

キッカケは映画館に張ってあったポスターなんですけど、何となく懐かしかったんです。
ここ最近の作品には感じられなかった、懐かしさが。
で、調べてみると、より一層興味が沸く事になりました。
今回の「アリエッティ」は宮崎駿氏が監督していないのです。
今までジブリは宮崎氏と高畑氏の両輪で回転する集団でした。この2人あってのジブリであった、と言っても過言ではないと思います。
ところが今回は、それ以外の、しかも自分たちの中のメンバーの一人を監督に抜擢し作成した、という事がわかってきました。
ジブリの作品ではあるが、宮崎・高畑両氏の作品ではない・・・果たしてソレはどんなものになるのだろうか?
と俄然興味が沸いたわけです。

そこにさらに僥倖(ぎょうこう)が。
何と映画を見る日と決めていた、その倉敷のMOVIXに、その抜擢された米林監督が舞台挨拶に来るというのです。
これは流石に外すわけには行かないな、と決めまして観る事にした、という次第です。

さて、そんな感じで開演を待っていますと、程無くして米林監督と平(ひら)副プロデューサーが舞台挨拶に上がって参りました。
米林宏昌監督と(中央)平(ひら)副プロデューサー(右)
20100720-0001.jpg

お話を聞いたところ、米林監督は純粋にアニメーターだったそうで、監督業やプロデュース業に関しての経験は全く皆無だったのだそうです。
そこへ、白羽の矢がたってしまい散々悩みながらようやく完成に辿り着いたと話されていました。

あえてだと思いますが、専門的な企画・運営経験のある方にでなく、全くの未経験の職人に作らせたというのが、いかにも宮崎氏らしい抜擢だった様に思います。
おそらく自身ができた事だから出来るはずだ、という確信があったのでしょう。
では、この人の持っている特色は果たしてどんなモノを作り出したのだろうか?と注目して鑑賞いたしました。


で。その感じたものを簡潔に言いますと「とても懐かしかった」作品でした。
まず主人公のアリエッティの快活さは、ナウシカを豊富とさせるものを感じましたし、父親と一緒に人間の食卓に「借り」に出かける道中は、未来少年コナンの地下住居を思わせるモノがありました(特に同族種のスピラーというキャラはどこかしらコナンにでていたジムシィを思わせましたw)。
それに主眼点を小人側においたことで、人間は主人公達を超越した亜種=神的存在のような立場にして、もののけ姫のモロのような存在にする事で、むしろ新鮮な視点を感じましたし、その表現に関しても、さすがは本職アニメーターの監督だけに細やかな木々の動きや動物のしぐさ、小人たちが生活してるときの水の表面張力の細やかな描写といったところに職人のこだわりを感じさせました。

ですが、私としては、はっきり言ってそれだけ、の作品でした。
物語としては、思っていたほどの起伏のあるものではなく、ただ小人たちの日常と掟の中、少年との交流と別れが会った物語、というモノでしかない、ありふれた寓話に過ぎなかったのが残念に感じました。
つまり、米林監督が表現したい何か、というものがあったように思えなかったんです。
この点で言うと宮崎監督は全く異なっています。宮崎監督(もちろん高畑監督もですが)は、自分はこういうものを作りたいからやるんだ、という気概と信念が形になって表れていました。
それが作品の中から溢れ出しているのが魅力的だったのです。職人というより一個の人間としての主張がありました。
しかし、残念ながら米林監督の今回の作品には、それが感じられませんでした。
なにか淡々と、率なくキレイに仕上げる、まるで技師のような美しさはありましたが。
これは、脚本までは宮崎氏が作ったことによって、米林氏の主張が骨子の中に織り込めてなかった要素もあると思います。
故に、何か拍子抜けたような感触が残っています。

しかし、これは全くの未経験の事を任された人には、いきなりハードルの高い事ではありましたので、この1本で米林氏の評価を決定するものとはしたくないと思っています。
今後の氏の成長に期待したいと思います。

ただ、はたしてその機会はこれからの日本アニメ業界にあるのだろうか、という危惧が私にはあります。
ジブリが、ではなく、日本の生み出した2次元アニメーションの未来、といってもいいのですが。

その辺の話は、最後の「トイ・ストーリー3」で書かせていただきたいと思います。
posted by りちゃ。 at 10:00| Comment(0) | CI・NE・MA

2010年07月22日

7/20の映画ー。その2「踊る3」うん。快作w

では20日の映画鑑賞、その2〜。
「踊る大走査線 THE MOVIE3」
「踊る大捜査線THE MOVIE3」2010年7月3日公開!

まー、今更説明なんかするまでもない大ヒットシリーズですね(^^)。
ドラマシリーズから発展して映画化したら2作とも大当たり。しかも脇を固めていたキャラでのスピンオフシリーズもヒットしまくりのドル箱シリーズの3作目です。
(よく考えたら、スピンオフって手法で作品が作られるのがメジャー化したの、これの成功がきっかけなのかなぁ・・・)
スタッフもドラマ当時のメンバーそのまま、勝手知ったる者同士の、当意即妙のやり取りはどれだけやっても、飽きを感じさせないですねぇ(^^)。
実際、上映中に観客から笑い声がしてましたし。ま、「踊る」シリーズの真骨頂とも言うべき部分ですしね。

と言いながら、実は私自身はドラマの当時は全く見てません^^;
というより、TVドラマはトレンディドラマとかが流行ってた当時から全く見たこと無いんです。多分この20年近くで大河ドラマ以外では通してみたもの、無いんでないかな?
古畑任三郎ですら、半分程度ですし。
まぁ、ねっから連続モノというのが好きでないんです。自分。
基本、一話完結が好きなんで。まぁあっても続編とかの場合のみですね。続けてみるの。

で、この「踊る」も通してみたのは最初の映画のみ、しかもTV地上波で放送していたヤツ。
なので、3にして、いきなり「踊る」デビューになっちまいました;;

けどですねー・・・、「1」を観ておいて正解でしたわ。今思えば。
でないと、物語の伏線部分がわからなかったと思います。
そういう意味では、偶然とはいえ見ておいてよかった(^_^;)。
逆に言うと、「1」を見ていない人は、まずそれを観てから映画を見たほうがいいですw。

それに、織田裕二と来ると、私個人としては、以前いい意味で予想を裏切り、期待以上に良かった「アマルフィ 女神の報酬」の印象がまだ強く、今回はどんな風になるかなぁ、と期待しながら観ました。
で。観終えた感想なんですが。
さすがに「踊る」なだけに、各役者さん達の当意即妙な呼吸とその合間の真面目にすっとぼけた掛け合いが相変わらず魅せてくれました(^^)。
織田雄二もこの青島役をもはやもう一人の自分という感じでスーっと演じてましたし。観てて楽しかったです。
ただ、逆を言うとそれだけ。
ストーリーそのものは、もはや古典としか言いようが無いものでしたし、少し今風に演出しようとネットを介した犯罪という設定にしたようですが、それも今や使い古された演出方法。
それに各役者さんたちも実年齢的には本来なら管理職に届いてないといけない世代になってきているので、現場職としてとなると、今が限界の時期という感も否めない。
企画・営業側としては残念だと思いますけど、おそらくもう「踊る」シリーズは本作までとしたほうがいいでしょう。
でないと、現実味を失って、ただの喜劇に落ちてしまいます。

その意味では、私自身は次回作を望んでいません。ここを「踊る」の花道とすべきだろうな、と感じました。
でも、本作自体は充分映画料金分楽しめる物語になっていますよ(^^)。
一時代を作った「踊る」シリーズの集大成として、見る価値はあると思います。
観に行くお考えの方は、是非ご覧になってくださいませ☆
ちゃんと「1」を復習しておいてからね(^^)。
posted by りちゃ。 at 08:00| Comment(0) | CI・NE・MA

2010年07月21日

7/20の映画ー。その1「告白」…すごっ!

さてさて、20日に行ってきました映画レポです。
まず最初に見たのはコチラ。

「告白」

※どの色でも映画のHPサイトにリンクします。そして、その色ごとに物語のヒントワードが隠されています。

湊かなえという方が書かれた小説を映画化したものの様でして、結構主演の松たか子がすごい!との風評が目に止まりチョイスしました。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

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(自分の映画選ぶ基準って、ホントいい加減だなぁ^^;)
ちなみに漫画にもなっているようです。

コミック版 告白

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まぁ、こんな事とかは全く下調べなく、単純に何がどれぼとすごいと言われているのかなぁ、とそんな単純な動機で選んで観た訳なんですが。

いや、もんのすごかった、です。(゜゜;
どこが、誰が、というポイントではなく、その物語そのものが。

冒頭の部分だけ言いますと、物語は中学1年の終業式の最終HRで主人公である女性教師(松たか子)が生徒に指導という風体で自身のことを告白するところから始まります。
彼女はつい先日、最愛の娘を事故で亡くすという不慮に見舞われたのですが、それを独自に調べたところ、それは自分の学級の生徒2人による犯行だったという事を宣言します。(もちろんその2人に言質を取った上で)
ですが、彼らは少年法によって保護されているため、そのまま警察に提訴しても処罰は充分なモノには至りません。
それに対して彼女は復讐、という手段を行使していきます。その復讐というのが・・・。

あまりにも凄絶な、というより冷徹・陰惨とまで表現してもいいほどの凄まじさ・・・。
はっきり言って、ホラー映画の非じゃないです;;。

一応、この映画の主演は前出の通り、松たか子となっていますが、彼女自身の役どころの主人公はそれほど露出していません。
ですが、その全ての関係する登場人物の心象条件に悉く絡んできているんです。
それが、余計に凄まじい執念を感じさせ、固まりました。

そして、この物語には、あくまで私の私見ですが、おそらく誰も主人公ではありません。
そして、誰もが被害者であり、誰もが加害者です。
復讐した女性教師も、復讐された生徒も、それをただ見ていた周りの生徒や関係する全ての人も、です。
全ての登場人物が、全員うわべを取り繕って生きていて、その本音は稚拙で、単純で、あまりにも自分勝手な主張でしか行動していないという、どの人物も取り付く島もないという有り様。
そして・・・この物語の全ての登場人物は、誰も救われません。全く。
全員が絶望という烙印を押されて収束します。

見終えて正直涙しました。
これは、紛れもなく現実社会を投影した精巧な物語で、極めてショッキングでわかりやすい警鐘だったからです。
この物語の舞台は中学校でしたが、現実社会もほぼこれと同じ事が当然のように起きています。
事件とかではなく、ごくありふれた日常として。
その異常さを極めてうまくデフォルメし、明確に表現された傑作だ、と思い、涙しました。

特に私が考えさせられたのが、主人公が辞職しその後にそのクラスの学級委員長とファミレスで話し合った後、岐路の途中で突然号泣したシーン。
主人公の、唯一人間性を感じられたシーンでしたが、その直後、再び何事も無かったかのように主人公は歩き始めます。
見終えた直後だと「はて?あれは何を表現したかったのだろうか…」と思ったのですが、私は主人公がこれから行うことがどれほどエゲツない結果を招く事になるか、という事をわきまえた上で、そこまでする事の悲しさに感情が爆発し、ですがその瞬間実行する覚悟を決めた心象を表現したのではないかな…と今では思っています。

また、この物語で事の大小はあれ、自分の望みを叶えた人たちは、悉く人間らしさを消し去っています。
そして、人間らしさをとり戻した瞬間、その全てを失っています。
悲しいかな、私にとって、現実社会はその通りだと実感させられる事、多々でした。
この辺も、うそ偽り無く、現代を忠実にデフォルメしていると感じた部分です。

とにかく、見終えた後、あまりの見事さと凄まじさに感動しました。
作者の訴えたい、社会へのアンチテーゼが見事すぎて。
決して愉快にはなれる作品ではないですが。

あと、この映画はその表現上、R15指定が入っています。なので地上波TVでは、まず放送されません。
しかし、この表現はこの作品の忠実さを伝える上で、絶対に必要な表現だったと思います。
その点で言うと、正しい表現方法だったとも思っています。
で、指定が入っているのに恐縮ですが、出来れば中学生・高校生たちに見ておいて欲しい作品です。
ココに、間違いなくあなた達の生活している「現実」が表現されているはずですから。


な〜んてね♪



(このフレーズ、既に観た方なら意味がわかると思います。そして戦慄していると思います。
事実、使った本人である私自身が、血の気の引く思いでいますから・・・)
posted by りちゃ。 at 14:14| Comment(2) | CI・NE・MA

2010年07月10日

突発的映画鑑賞その2。

さてー、昨日の続きー。

もう一本観た映画は、こちら。
「アデル/ファラオと復活の秘薬」

こちらは、あの「LEON」や「TAXI」で名を馳せたリュック・ベンソン監督の久しぶりの新作。
実は、これも「踊る大走査線3 やつらを解放せよ」とドッチにするか、迷ったんですよ〜あせあせ(飛び散る汗)
しかし、まぁ、あのリュック・ベンソンが「今の時代に元気を与える作品にした」というコメントが気になって、こちらにしました。

で。感想ですが。
一見すると冒険活劇ものかなーと思ってたんですが、蓋を開けてみたら…コメディーやんわーい(嬉しい顔)
ちと意表をつかれましたねぇw。
ただ、コメディーというと、普通ドタバタもの、という感じを受けるかと思いますけど(まぁ確かにその要素もありましたが)、これはそういうモノとは違ったコメディーでしたね。
私もどー表現したらいいのか悩んじゃいますが…大雑把に言うと「絶妙にあらゆる全てがズレている面白さ」でした。
まずストーリーとその時代背景から始まり、主人公の活躍と目的も、それを取り巻くその他の登場人物も、そのストーリー展開も、す・べ・て、ズレてる、という感じw。
そして、その全てがいい味出してる(^^)。
へぇぇ。映画人のコメディってのは、こーゆー感じなんだ、と感心しました。

日本の作品で喜劇というと、どうしても演劇の延長から出来ているので、なんとなくバタ臭くうそ臭いモノになっている印象があるのですけど、映画人から笑いというモノを考えると、こんなにウィットのきいたモノになるんだな、と思いました。

決して爆笑できるものではありません。そういう笑いをテーマにはしてないですから。
けど、観ていてニヤニヤしてしまいます(^^)。で見終わった後、なんとなく朗らかな気分になれました。

最後も・・・あー、そうしちゃうのー、というオチ。
これ、多分ですが、ベンソン監督の「コレはコレで終ーわり。後は作りませんよー。けど、どーしてもって言うなら、スポンサーさん次第で無理やりやってもいいよー」というユーモアを含んだオチにしてた様に思えましたw。
やっぱ、本格の映画人が作るものは一味違いますね。

もしお時間が都合つくなら、ご覧になったほうがいいですよ。
但し、あまりコメディだと期待しないほうが却って笑えるかもw。

※あ。それとご覧になる方にご忠告。
最後のスタッフロールの画面になっても席を立たないほうがいいです。
その合間に、もう一芝居ありますんで。
しかも、これまた、どーでもいい一芝居がwww。

とにかく、全編「くだらない事の面白さ」いっぱいの快作でしたわーい(嬉しい顔)
posted by りちゃ。 at 14:13| Comment(0) | CI・NE・MA

2010年07月09日

突発的映画鑑賞〜その1−。

まぁ唐突に、ですが、昨日映画がどーしても見たくなったもんで、図書館勉強を15時で切り上げて、その足で倉敷のイオンタウンにある「MOVIX倉敷」、行って来ました。
映画館・シネコンのMOVIX
ま、以前から資格勉強する前よりチョコチョコと行ってる映画館なんですけど、(まぁ、その辺の件はこの辺とか、この辺とかご覧下さい)最近はたまたま公開終了した映画がみれるから、と一つ手前の岡山駅の「岡山メルパ」のほうに行ってましたんで、こちらはご無沙汰。
ぃやー、やっぱり「MOVIX倉敷」の方がキレイでいいですねぇ(^^)。
イオンタウンなんで、車の駐車場代もいらないしw。

で、そんな大慌てな日程で観て来た映画というのが、
・「FLOWERS」と
・「アデル/ファラオと復活の秘薬」の2本。

今日はそのうちの「FLOWERS」のほうの感想を少し。

これは前回観た「RAILWAYS」とどっちを取るかと迷った作品で、その時は「RAILWAYS」を選んだわけですが、やっぱり観ておきたくなりましてねぇ(^^ゞ。
(その時の様子はコチラ。)
正直「RAILWAYS」にもんのすごく感激したので、久々に映画熱に火がついちゃって、とうとう来てしまったというトコです。

ただ、こちらの作品では、ちと不安もありまして。
この作品のテーマはそれぞれの時代を生きた女性たちの人生、というものですが、ぶっちゃけそれをやるために用意した女優陣がえらく豪華;;。
有名どころ6人も起用する、なんてメチャメチャ豪華絢爛ですが、こーゆーパターンだとよくあるのが俳優・女優に予算がかかりすぎちゃって、肝心の作品のスタッフとか演出構成とかのお金をケチってしまう傾向があるんです。そうなると俳優は豪華だけど作品はグダグダ…というハメになってしまうもんで、どっちなんかなー、と思いながら鑑賞しました。

で、率直な感想としては。
思ったよりもしっかりとした作品で、ホッとしました。
作品は、時代で言うと昭和初期、30年代、40年代、50年代、現代の各世代に生きた、ある家族の人生像を軸にしたストーリーでしたが、映像そのものを敢えてその時代の雰囲気にして表現したり、当時の町並みを再現したり、といかにも映画らしい出来に嬉しくなりました。

でもそれにもまして心動かされたのは、それぞれの世代で生きた豪華女優人を軸としたそれぞれの人間模様でした。
ある人は世間の常識にとらわれるのに抗い、ある人は親のいいなりになる事を拒み、ある人は愛する伴侶を失い悲しみ憂い、ある人はわが身の危険を承知でわが子の出産に挑み…みなそれぞれがそれぞれの人生を生きてきて、今があり続いている、という事がとても良かったです。
ただ演出的には、あまりに多様な時系列の世界を交互に展開するものですから、なかなか見るほうも混乱しそうな構成でしたけどね^^;。

もう公開終了となってるところもでてると思いますが、もしご覧になられるなら悪くないと思います。
(私見的には、RAILWAYSよりは落ちると思いますが;;)

一言でで言えば、
「親という存在は、何にもまして有難く、尊く、温かい。
そして、
子供というものは、何にもまして愛らしく、誇らしい希望なんだ。」
というメッセージを感じさせる作品でした。


もう一本の「アデル/ファラオと復活の秘薬」は、また今度。
では^^)/。


※書いてて、何となーく、自爆している感が否めなくもないなー;;。
posted by りちゃ。 at 21:35| Comment(0) | CI・NE・MA

2010年07月01日

映画その2。「マクロスF」はー…(^^;;

さて、月曜日の映画鑑賞の続きー。
もう一本のほうの「劇場版マクロスF -イツワリノウタヒメ-」。
pic_01.jpg
これは昨年秋に一旦上映されたもので、今回はそれの再上映となったわけでして。
当時は、まぁいいや、とスルーしてましたが、映画通いし出すとこーゆーのに弱くなっちゃいまして(^^ゞ。
ちなみに何故マクロスが昨年復活したのかといいますと、去年が一作目の放送からちょうど25年、つまり25周年の企画としてTVシリーズ、映画が作成されたというわけ。
…もうそんなになるんですねぇ。これも。

さて、この「マクロスF」を語る前に、25年前に始まる「マクロス」シリーズのそもそも、から、ちと補足させてもらいます。
この「マクロス」という作品。
その初期設定からして、ぶっとんでました。
どーいう事かというと、
『いわゆるSFものであり、
なおかつ、巨大ロボットや変形メカのアクションものであり、
なおかつ、ヒロインのアイドル物語であり、
なおかつ、主人公とヒロインを交えた三角関係ラブコメである』
という、無茶苦茶にゴッチャ煮な設定だったんです;;。

普通に一つ一つを単独の物語として考えるのも大変なのに、それをこんだけも詰めに詰め込んだという、強欲な設定(^^;。
しかも、これを当時大学生だった方たちがやった、というんですから…すごい話だ(^^;;。
しかも…これがその全てでキッチリ成立した物語だったもんで衝撃的でした。
メカも実際にある戦闘機をモチーフにし、それらがデザインも含めて必然であると言う理由までツジツマがとれている、という快作でした。
当時ガンダムと人気を二分してましたからねー。

それだけの傑作でしたもんで、当然映画化、これも成功、んでもって続編もドシドシと作られていったんですが…。

ガンダムと違って、マクロスのほうはその後が続きませんでした。
理由としては、私の見解ですが、先程あげた物語の初期設定がその後の作品を縛っていったため、だと思っています。
あれだけの論理積の固まりのような複雑な設定の上、さらにそれ以降は、
『なおかつ、初回時に出来上がった物語の世界観を引き継ぐ事』
という重いモノがドンっと加わったわけですから、そりゃー後の人は大変極まりない…
┗(-_-;)┛オ・・オモイ・・・
当然、物語の自由さは損なわれてしまいますし、創造性は発揮できなくなります。必然的につまらないモノになったり、一部のコアなファンにしか理解出来ないモノになったり…
それと、もう一つ思っているのが、マクロスはそのシリーズごとの登場人物が全く異なっているんです。
これはガンダムシリーズとの決定的な違いで、ガンダムはしばらくの間、最初のシリーズの主人公とライバルが何らかの形で、関わりの大小こそあれ関わっていく展開を取りました。そのため最初からのファン達も感情移入を保ったまま続編であるストーリーを楽しめたのですが、マクロスは全く異なる主人公・ヒロインを立てて続編を作っていったんです。そのため最初からのファンも感情移入しづらく、続編には入っていけなかった、という事で、段々とマクロスのほうは鳴りを潜めていった、と思ってます。

それが久しぶりに作られたのが昨年で、しかもこのシリーズには25年前の初期シリーズを企画した方が同様に監督し作られまして、そーとーな鳴り物入りで作成されました。

そんな中、放送されたTVシリーズですが。
先程の複雑な初期設定をものともしない、見事なモノでした。
今までの世界観は保たれつつ、しかしストーリー展開も意外性のあるモノになってました。
まぁ、それでも前提条件が厳しいですから、正直うまくまとめたなー、という感じも否めなかったんですが。

それを今度は映画化しちゃったと。
正直これはそーとー厳しすぎる、と思ってました。
さっきの詰めに詰めた初期設定に、さらに
『今回のシリーズの登場人物をそのまま使う』
という重しが加わったのはさすがに…。

まぁ、公開当時私がこれを観に行かなかったのも、それが理由でした。
あまりにも縛りが多すぎて、どう考えてもおざなりなストーリーしか思いつかなかったのと、TVシリーズでも物語に色々な深みを持たせるために、かなり複雑な人間関係や伏線を織り込んでましたので、それを2時間程度で表現するのはいくらなんでも…と思ったからです。
それを、まぁ、敢えて観に来たという事なんです。

で。観た感想ですが。
正直なるほどその手があったのか、と改めて感心。
つまりTVシリーズと登場人物は変えてないけど、そのキャラクターの役割や裏設定とかは全て刷新。そしてストーリーそのものも可能な限りシンプルなものにして、つまりTVシリーズとはまた違うシナリオで1本作った、という感じでした。
そういえば最初のマクロスの映画版も、そういう手法だったなーと今更ながら思い出しましたよ。

ただまぁ、その結果ですけど、どうも淡白になったという感想は否めませんでした。まぁ、よく作ったと思いましたけど、それだけ。

それに、その前に「RAILWAYS」観ちゃってましたから、その物語の深みの差があからさまで…(-。-;)。

ちとそういう意味ではやっぱりだったか、というのが率直な感想でした。
ま、「RAILWAYS」で感動できたから、それでも良かったですけどね(^^)。
という感じでした。

ではでは〜〜(^^)/。
posted by りちゃ。 at 21:10| Comment(4) | CI・NE・MA

2010年06月29日

映画その1。「RAILWAYS」いいっ!

えー月曜日。
図書館が休館日〜ヽ(´ー`)ノ

という事はー…最近パターン化してる感もしますが、また岡山に映画を見に来ました^^;。
まぁ、先週それらしい事書いてましたしね^^ゞ。

この日見たのは2本。

「RAILWAYS」と「劇場版マクロスF」。
前者は邦画、後者は(やっぱし)アニメです^^;。
ま、そもそも岡山まで観に来てる理由が先週来た時にマクロスの再上映がある事を知ったが為、でしたからねぇ^^;;。
でも、それだけにわざわざまた岡山、というのもちとシャクだったのもあって、もう一本くらい観よう、と思って選んだのが「RAILWAYS」でした。これも「FLOWERS」とどっちにするか迷ったんです^^;。
(どーせ観るなら中井貴一より豪華絢爛女優陣でしょう、普通。)

ただテーマが気になりまして。
「RAILWAYS」は、あるエリート社員が、道半ばにして母の重病や戦友と言うべき会社の同僚の急死などを経て、自らの幼少の頃からの夢だった地元の電車の運転手になるという夢を思い出し、出世街道を捨て、その夢に挑戦し、それを叶えて…という物語。
…何と言いますか、何となく今の自分の立場と通じる何かが感じられまして。
(決してエリート社員ではなかったですけどね^^;)
とにかく何となく自分を勇気づけてくれそうな気がしまして、コッチにしました。

で、観た感想。
まずは「RAILWAYS」。
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上記の理由で選んだわけですが、正直言いまして…泣きました。比喩でなく、本当に(T-T)。
ストーリーそのものは、よくありがちな綺麗なおとぎ話、だったんですけど、役を演じているどの俳優さんも…めちゃくちゃいい!
全く嘘くささがない!虚飾ばったところは一切なく、むしろ現実もこの状況だとしたら絶対そう振る舞うに違いないと思わせるモノばかり!
なので、信じられない程物語に感情移入しました。
(勿論、それは私が近い環境下にある、という別要素があった事は否めませんが)
そして、ここぞという時に語る各役者さんのセリフが、ことごとくいい!!
全て私の心にグサグサッときました。

特に。
このシーンではもぅ…(泣)。
それは主人公(元エリート社員)と同時に入社した若い新入社員が、実は野球で投手として名を馳せ、プロからドラフトされたにも関わらず、ヒジを故障し断念せざるを得ず、やむなくその電鉄会社に入った、という事がわかった時の2人のやり取りの場面でしたが。
片や紆余曲折の末、自分の夢を選んだ者。
片や後一歩というところで、その夢の全てを失った者。
全く違う理由で同じ場所に居合わせている2人。

そこで主人公が語るセリフ。
「俺は(色々な出来事があって初めて)この夢を叶える最初で最後のチャンスなんだ、と思ったんだ。」
だから、まだ諦めるな、という意味で語られた、そのセリフ。
その瞬間、涙がボロボロボロ(/_;)。
声を出さない様にするのに必死でした。
(実は今でも書きながら涙ぐんでます)

それと主人公とその母とのセリフのない"言葉"のやりとり。
母は既に手の施しようのない重病となってしまい、その事を敢えて誰にも告げない主人公。
そして、その事くらい既に自覚しているにも関わらず、敢えて言及せず、その主人公をある時は揶揄し、ある時は叱咤する言葉を出しつつ、その行為に感謝する母。
セリフでもなく、そのための演技でもなく、ただその間と目と目の会話で表現する絶妙さ…。
互いの思いやりと優しさが、本当に伝わる素晴らしいものでした。
(ここでもウルウル。)

もー、そんなシーンや台詞が目白押し。
ホント、コッチ選んで良かった…><。

まぁ勿論、今の私がこの物語に出てくる方々の役どころに近いモノを感じたのも否めません。
が、それでも、今観ておいて良かったー、と思いました^^。

もう1本の「劇場版マクロスF」は、また後日。

ではではー^^)/。
posted by りちゃ。 at 09:11| Comment(0) | CI・NE・MA

2010年06月08日

見てきた映画なんですが(^^;

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えー、昨日はワタワタとしながら帰ってきましたもんで、映画の事には全く触れてなかったんですけどー。

…まぁ、年甲斐もないんですけどね。またアニメ見てきました(^_^;)。

見てきたのは、コチラ。
top5.jpg
『涼宮ハルヒの消失』

またですか…と言われそうですが。
というより、コレを知ってる人から見ると「今頃!?」と言うか「まだやってたの!?Σ(゜゜;」という反応になるかな?
なんせ公開が2月でしたからねぇ(^^;。4ヶ月も経って未だに公開しているところがアル事自体、奇跡的。

実際公開当時は、私にとって資格試験勉強の佳境に入ってた時期でしたし、行きたかったけど行けなかった、というモノでしたのでね。
ふとHPで様子を見たら、岡山メルパってトコでやってる、ってんですもん。
しかもソコは月曜日が男性サービスデー。行くしかないっしょ(^^)。
そんなわけだったんです。

で。一応、この作品の紹介をしておきますと。
元になってるのは「涼宮ハルヒの憂鬱」というライトノベルです。

ストーリーはまぁ、大雑把に言いますと。
舞台はとある高校なんですけど、ストーリーはSFです。
とある高校のとある女子高生がいまして、その彼女は常に現状の面白なさに不満があり、非日常的な出来事が起こること(宇宙人とか未来人とか超能力者とかに会いたい等)を期待しています。
ですが、この彼女は実は意識的にせよ無意識的にせよ「願った事を全て実現できる能力」を持っているんです。しかも宇宙規模のレベルで。
(つまり彼女が、こんな世界いらない、と思えば全部無しにできるほど)
ただ、その力を彼女は全く無自覚でいます。
それを彼女に気づかせず、かつこの世界に不満を抱いて世界の法則を改変されないようにするべく、本物の宇宙人や未来人や超能力者があれやこれやと奮闘します。
時に観察し、時にごまかし、時に戦って。
それになぜか何の能力も持たないのにその彼女に引っ張り回される一般人高校生で有る主人公が、その事の顛末を語る、という物語です。
まぁ、まとめちゃうとあっけない物語のようになっちゃいますが、なかなか良く練られた設定になってまして、結構ハマります。

現在9巻まで刊行されていて、現在そこで休止中です(多分ですが意図的に)。
で約3年ほど前だったかな、にTVアニメ化されて大評判になり。さらに昨年もう一度校正し直し&追加エピソードを加えて再度放送。そのプロセスを経て映画化されました。
で、この「消失」はその第4巻一冊まるまるかけて語られているストーリーのモノで、この物語の重要なターニングポイントになっているお話です。
以前からこのストーリーのアニメ化実現には強い熱望があったのですが、TVで放送するのではなく、敢えて映画、というスタイルになって公開されました。
まぁニーズがあったから当然なんですけど。
上映時間、2時間40分、ですよ(^_^;)。こりゃTVでは無理ですわ。

しかし、ここに持ってくるのに、このアニメ会社(京都アニメーションというのですが)も壮大な仕掛けを積み重ねてきたもんだ、とソッチでも感心です(゜゜。

まず3年前の放送当時では、14話をアニメ化したのですが、敢えて時系列をゴチャマゼにし、しかも敢えてこの物語の最初の中核となった第1巻の最終話を最後の最後まで取っておいて、それ以降のストーリーを先に放送する、という手のこみよう。
これで視聴者をグッと引きつけ、昨年の放送時点では逆に時系列通りに展開するも、今度は敢えて一見取留めの無い普通のストーリーを一話完全につかって放送したりや、



今度は小説では、1話だけで表現したストーリーを、なんと敢えて8回もリピート(しかも全部作り直し!)して、視聴者にもその無限ループ感を共感させたり、とかなり実験的なことを盛り込んでました。


※コチラはめんどくさいので、8話まとめて(^^;。
まぁノイズにしか聞こえんでしょうが。
(本当に物語の通りの時系列を踏むとなると、全部で15532回繰返す羽目になりますんで)

しかし、その全てが伏線になって…という事情だったことが、映画をみて実感出来ました。
いや、小説は既に目を通してますんでストーリーとしては既に知っていたんですが、その時系列と体感時間を共感した上で見るのとでは、相当違います。
そのために必要なプロセスだったんだと、見て改めて実感しました。

で、そんなこんなで感想をまとめると、
『うむ。余は満足じゃ(^^)』
という事になりました☆

ま。またいいのがあったら映画に行くと思います(別にアニメに限ってませんので、あしからず(^^;)

ではー^^)/。
posted by りちゃ。 at 14:01| Comment(5) | CI・NE・MA

2009年10月03日

映画、イッキ!(勝手に批評)

昨日の続きです。実際に観た映画の感想を書置きします。
(あくまで僕の主観です。ご了承くださいませ。)

・「ココ・アヴァン・シャネル」
coco.png
あのシャネルがタイアップして作られた記念映画、という事でファッション・トレンドなんてこれっぽっちも知らんのに、ガラにもなくチョイス。
まぁ、あれだけの有名ブランドを一代で築き上げた女性の物語、という事でその人と成りに興味があって選んだわけですが…。
中身のほうは、ココ・シャネルの若き日の色恋物語といった内容で正直ガッカリでした。そういったテーマだったら何もシャネルをテーマにしなくてもいいんでは・・・。
強いて観た価値があったな、と言う点は、当時のフランスの女性観と地位、今に繋がる風俗観がよく描かれていて、それを理解することが出来たという事でしょうか。
僕にはその程度で、ある一つの色恋物語、というのが率直な感想でした。

・「しんぼる」

松本人志監督映画第2作、という事で、1作目も観てないのにチョイス。
本人曰く「笑い」をテーマに作っている、というコンセプトの映画ですので、中身に関しては伏せさせて頂きますが…。
僕の感想としては、正直、昔と何にも変わってません。セルビデオとして作られたドラマや「夢で逢えたら」「ごっつええ感じ」のコントの時と全然変化してないです。
「映画というステージに挑戦している」と言われてた様に思いますが、むしろ以前普通にやれてた事が今までのメディアで出来ないご時世になってしまって、映画ぐらいしか残ってなかったから映画にした、という風に感じました。
最も松本人志の「笑い」に見慣れてしまっているから、そう感じるのかもしれませんが。
ちなみにかく言う私は、生まれも育ちも関西人ながら、悲しいくらい笑いのセンスがありません。本当にせつなくなるくらい。
いまだにボケ・ツッコミの法則が理解できない程です。天然ボケではあるそうですが。
多分、今時の関東の方のほうが僕より笑いを理解されていると思える程です。
そんな人間の批評ですから参考にならんと思いますんで、よかったらどうぞ。

・「火天の城」
火天の城
大分前から宣伝されていたし、あの安土城を建てた大工の棟梁を主人公にしたというコンセプトが面白く感じチョイス。
さてどんなもんだろうか・・・と蓋を開けてみましたが…。感想としては「いちいちが、仰々しい」。
まぁ、よく考えたら所詮は城を建てた大工の棟梁を主人公に据えているのですから、どうしても出来事ごとに装飾的演出が加わらざるを得ないのはわかるんですが、その全てがわざとらしくなってしまっていて、全編三文芝居のようになってしまっているのがガッカリでした。
でも邦画って、何でこんなわざとらしく仰々しいものしかないんだろ?まるで「はい、ここは笑うところですから笑ってください。ここは泣くところですから泣いてください。」と裏からディレクターが観客に要求しているような感じがして、なんかイヤだ。
日本映画界は盛況、と聞くけど、ホントかな?疑いたくなる。まぁアニメは確かに素晴らしい物たくさんあるけど…。

・「サブウェイ123」
subway123.png
前から機会が逢えば観よう、とおもっていた作品。今回は時間が上手く合いチョイス。
結果から言うと、「もっと早く観ておくべきだった。」今回の中では一番の快作。
大分前に作られたもののリメイクなんだそうですが、全然古さを感じない。それどころか今の世情を克明に忠実に表現している、と思いました。
まず主人公役のデンゼル・ワシントンと敵役のジョン・トラボルタのかけ合いと演技が素晴らしい。ものすごくリアリティがある。
そして主人公・敵役ともに、ある意味で人生における敗北を受けたもの同士で、お互いに自分なりのプライドをかけて取り返そうとする様が、実に雄々しい。フィクションとわかっていても、ほれぼれする。
そして脇を固める鉄道職員・交渉担当警察官・NY市長も、みな一癖あり個性的で魅力的で面白い。出演する全ての配役にドラマがあるように思え、見応えがあった。
何より感銘を受けたのは、この話は日常からある日突然「出来事」が始まり、そしてその「出来事」が終わった時、また再び日常へと戻っていっていく…というストーリー。それが一層リアリティを感じさせてくれた。
いい映画を観たい、という方、是非お勧めです。

・「禅 ZEN」
zen.png
今週1週間だけの特別上映、て事でチョイス。タイトルで想像はついてましたが、予想通り宗教ものでした。
曹洞宗の開祖である道元の一生を綴ったものでしたが(ただひたすら座禅し自らの仏性を知覚するという只管打坐の教えで有名です)、やはりというか何と言うか、この手の作品では当然なのですが主人公賞賛・神格化の物語でした。
ま、一種の布教活動になってしまうんでしょうね、こういうのって。
ただ、キャストが異様にすごい。主人公が中村勘太郎、ヒロイン役が内田有紀!他にも北条時宗に藤原竜也や端役に哀川翔、高橋惠子、西村雅彦といった布陣でビックリ!えらい役者が揃ってる。
でも作っているスタッフは、何か有志の集まり、といった感じで「このキャストで何で?」と思うほど。
もったいない。
まぁ「宗教とは、どういう価値を持つのか?」と感じている人は、見ておいてもいいんでないでしょうか?
個人的には、中国の高名な僧侶役を演じた笹野高史さんに注目。
実は上記の「火天の城」でも木曽義昌役をやっていますが、大河ドラマでの豊臣秀吉役でもそうでしたが、「権威主義的で狭量浅慮だが独特の魅力を持つ君主(あるいは上司)」を演じさせたらこの方に並ぶ役者さんはいないでしょう。二作とも見事にハマっていました。僕的には今まで豊臣秀吉を演じられた役者さんの中で、最も史実に近い秀吉を演じられた方ではないか、と思ってます。
端役的存在になってしまうのが残念ですが、魅力的な役者さんだと改めて思いました。

えらい長くなってしまった…。
posted by りちゃ。 at 22:32| Comment(0) | CI・NE・MA